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漢方について
「検査では異常がないのに、なんとなく調子が悪い」——そんな不調が続く状態を医学的には「不定愁訴(ふていしゅうそ)」と言います。こうした原因がはっきりしない不調こそ、漢方が力を発揮する領域です。
特に婦人科領域では、生理痛や更年期症状など、ホルモンバランスの変化に伴う様々な不調に対して漢方が活用されています。西宮のほりレディースクリニックでは、西洋医学による検査・診断を基本としながら、漢方も治療の選択肢の一つとしてご提案しております。
こんな場合におすすめです
- ピルの服用ができない、または避けたい方
- 西洋薬を試したが効果を感じられなかった方
- 冷えやむくみなど、体質から改善したい方
- 生理痛とPMSなど、複数の症状を同時に改善したい方
- 妊娠中・授乳中で薬の選択肢が限られている方
- できるだけ自然な形で体を整えたい方
婦人科と漢方の相性
東洋医学では、体の状態を「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という3つの要素で捉えます。「気」は生命エネルギー、「血」は血液とその働き、「水」は血液以外の体液を指し、これらのバランスが崩れると不調が現れると考えられています。
女性は月経・妊娠・出産・更年期と、一生を通じてホルモンバランスが大きく変動します。この変動は「気・血・水」の乱れを招きやすく、冷え、むくみ、イライラ、倦怠感といった症状につながります。こうした背景から、婦人科領域では古くから漢方が重宝されてきました。
漢方が有効な症状・疾患
月経に関する症状
- 生理痛
- 生理不順
- PMS(月経前症候群)
- 過多月経
- 月経前の頭痛やむくみ
更年期の症状
- ホットフラッシュ
- のぼせ
- 発汗
- イライラ
- 気分の落ち込み
- 不眠
- 倦怠感
妊娠・産後の症状
- つわり
- 妊娠中の便秘やむくみ
- 産後の体調不良
- 母乳トラブル
その他の症状
- 冷え性
- むくみ
- 肩こり
- 頭痛
- めまい
- 便秘
- 肌荒れ
西洋医学との使い分け
当院では、まず検査で症状の原因を確認することを大切にしています。例えば、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの器質的な疾患が見つかった場合は、西洋医学的な治療を優先してご提案いたします。
一方、検査で明らかな異常が見つからない場合や、西洋薬だけでは改善しにくい症状など、漢方が力を発揮する場面ではこちらをおすすめいたします。
西洋医学と東洋医学の組み合わせ
西洋薬と漢方を併用するケースも少なくありません。例えば、ピルで生理痛を抑えながら、冷えや倦怠感には漢方で対応するといった組み合わせが可能です。患者様の症状や体質、ライフスタイルを踏まえた上で、適切な治療法を一緒に考えてまいります。
漢方治療のメリット・デメリット
西洋薬がそうであるように、漢方薬も万能ではありません。それぞれに得手不得手がありますので、適切に使い分けることが大切です。
メリット
- 体質そのものの改善が期待できる
- 複数の症状に一つの処方で対応できることがある
- 西洋薬に比べて副作用が穏やかな傾向がある
- 妊娠中や授乳中でも使用できるものがある
デメリット
- 効果が現れるまでに時間がかかることがある
- 独特の味やにおいがあり、飲みにくいと感じる方もいる
- すべての症状に効果があるわけではない
よくあるご質問
漢方薬は保険が使えますか?
当院で処方する漢方薬は、基本的に健康保険が適用されます。
効果が出るまでどのくらいかかりますか?
症状や体質によって異なりますが、早い方で1~2週間、慢性的な症状の場合は1~3か月ほど継続して効果を判断することが多いです。
妊娠中でも飲めますか?
妊娠中でも使用できる漢方薬はあります。ただし、妊娠週数や症状によって使用できるものが異なりますので、必ず医師にご相談ください。
他の薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
多くの場合は併用可能ですが、組み合わせによっては注意が必要なこともあります。現在服用中のお薬があれば、診察時にお知らせください。

