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梅毒とは?
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって引き起こされる性感染症の一つです。「過去の病気」のようなイメージがあるかもしれませんが、近年、日本国内でも感染者数が急増しており、特に20~30代の女性での増加が報告されています。
初期症状が軽く自然に消えることから、感染に気づかないまま進行してしまうケースも少なくありません。早期に発見して治療すれば完治が可能な感染症ですので、少しでも心当たりがある方は西宮のほりレディースクリニックにご相談ください。
梅毒の感染経路
性的接触による感染
梅毒は、性行為や性的接触による感染がほとんどです。感染者の皮膚や粘膜にできた病変部に直接触れることで菌がうつります。腟性交だけではなく、オーラルセックスやアナルセックス、キスでも感染する可能性があります。
母子感染
妊娠中の方が梅毒に感染している場合、胎盤を通じて胎児に感染することがあります(先天梅毒)。流産や死産、赤ちゃんの発育異常につながる恐れがあるため、妊娠を考えている方は、事前に検査を受けるようにしましょう。
当院でも妊娠前の検査を実施しております。
梅毒の症状
梅毒は進行段階によって症状が変化します。潜伏期には症状が自然に消えることがありますが、治癒したわけではなく、治療しなければ体内に菌は残り続けます。
第1期(感染後約3週間)
感染した部位(性器、口、肛門など)に、痛みのないしこりや潰瘍ができます。太ももの付け根のリンパ節が腫れることもあります。これらの症状は治療を行わなくても数週間で自然に消えますが、感染は続いています。
第2期(感染後数か月)
全身に赤い発疹(バラ疹)が現れます。手のひらや足の裏にも発疹が出ることが特徴です。発熱、倦怠感、リンパ節の腫れ、脱毛などを伴うこともあります。この時期も症状は自然に消えていきます。この時期までの検査・治療が強く推奨されます。
第3期(潜伏梅毒)
症状がまったく現れない時期が数年ほど続きます。症状がなくても、他者への感染力は残っており、検査では陽性反応を示します。
第4期(晩期梅毒)
治療をせずに数年~数十年が経過すると、心臓、血管、脳、神経など全身の臓器に深刻な障害を引き起こすことがあります。現代ではここまで進行するケースはまれですが、梅毒は命に関わる病気であることを忘れてはいけません。
梅毒の検査・治療
梅毒の検査は血液検査で行います。感染から数週間経過していれば、血液中の抗体を調べることで診断が可能です。
治療は抗菌薬(ペニシリン系)の内服が基本で、早期であれば比較的短期間で治癒が見込めます。かつて日本では「不治の病」とされた梅毒ですが、医療技術の進歩により、現代では梅毒による死者は少なくなっています。感染したからと過度に不安に思う必要はありませんので、まずはしっかりと治療に臨みましょう。
妊娠をお考えの方へ
梅毒は妊娠中に感染していると、胎児に深刻な影響を与える可能性があります。妊娠を希望される方は、妊娠前にパートナーと一緒に検査を受けておくことをおすすめします。妊娠初期の検査で発見された場合も、早期に治療を行えば赤ちゃんへの感染を防ぐことができます。
パートナーと一緒に治療を
梅毒と診断された場合、パートナーも感染している可能性があります。この場合、ご自身だけが治療しても、その後にパートナーから再び感染してしまうことがあります(ピンポン感染)。お互いの健康を守るために、パートナーにも検査・治療を受けてもらうようにしましょう。

