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子宮筋腫とは?
子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。30代以降の女性に多く見られて、成人女性の4~5人に1人が持っているとも言われています。良性のため命に関わることはありませんが、発生する箇所や大きさによっては、過多月経や生理痛、不妊の原因になることがあります。
こんな症状はありませんか?
- 生理の出血量が増えた、レバー状の血の塊が出る
- 生理痛がひどくなってきた
- 生理が長引く(8日以上続く)
- 貧血の症状がある(立ちくらみ、疲れやすい、息切れなど)
- 下腹部にしこりや張りを感じる
- 頻尿、便秘がある
子宮筋腫の種類
子宮筋腫は、発生する箇所によって3つのタイプに分けられます。タイプによって症状の出方や治療方針が異なります。
筋層内筋腫
子宮の筋肉の中にできるタイプで、周囲の筋肉を押しのける形で大きくなります。子宮筋腫の中でも特に多く見られて、大きくなると過多月経や生理痛の原因になります。
漿膜下筋腫
子宮の外側に向かって発育するタイプです。大きくなるまで症状が出にくいですが、周囲の膀胱や腸を圧迫すると、頻尿や便秘の原因になることがあります。
粘膜下筋腫
子宮の内側(内膜側)に向かって発育するタイプです。小さくても過多月経や不正出血を起こしやすく、不妊の原因になることもあります。
子宮筋腫の原因
子宮筋腫の原因は完全には解明されていません。子宮の筋層の中にある核が、女性ホルモン(エストロゲン)の影響で大きくなると考えられています。筋腫の核は誰もが持っていますが、これが筋腫として大きくなるかどうかは体質によるようです。遺伝することもありません。
子宮筋腫は30~40代に多い
子宮筋腫はエストロゲンの分泌が盛んな30~40代に多く、10代ではあまり見られません。また、女性ホルモンの分泌が減少する閉経後は、筋腫も縮小する傾向があります。
放置するとどうなる?
子宮筋腫を放置すると、過多月経による慢性的な貧血が進行して日常生活に支障をきたすことがあります。また、筋腫が大きくなることで周囲の臓器を圧迫して、頻尿や腰痛の原因になるケースも見られます。後述するように妊娠にも影響することがあるので、無症状でも定期的に検査を受け、状態を把握しておくことが大切です。
子宮筋腫の検査
問診にて症状や生理の状況を伺い、内診と超音波(エコー)検査で筋腫の有無、大きさ、位置を確認します。筋腫の詳細な評価が必要な場合は、CT検査やMRI検査を実施できる医療機関をご紹介いたします。
子宮筋腫の治療
経過観察
筋腫が小さく、症状が軽い場合や閉経が近い場合は、すぐに治療を行わず、定期的な検査で経過を診ることもあります。
薬物療法
生理痛や過多月経を和らげるために、低用量ピルや鎮痛剤を使用することがあります。筋腫を一時的に縮小させるホルモン剤や、症状の緩和を目的とした漢方薬を用いることもあります。
手術が必要な場合
筋腫が大きい場合、症状が強い場合、妊娠を希望される場合は、手術による治療も検討します。筋腫だけを取り除く方法や、子宮全体を摘出する方法があり、患者様の状況やご希望に応じて選択します。
※手術が必要な場合は、適切な医療機関へ迅速にご紹介いたしますのでご安心ください
妊娠をお考えの方へ
子宮筋腫があっても妊娠・出産できる方は多くいらっしゃいます。ただし、筋腫の位置や大きさによっては、着床の妨げになったり、流産のリスクが高まったりすることがあります。妊娠を希望される方は、西宮のほりレディースクリニックで事前に検査を受けて、筋腫の状態を把握しておきましょう。

